急性期はなぜ来院頻度を増やした方がいいのか?
急性期はなぜ来院頻度を増やした方がいいのか?
➖どのくらいの頻度で通えばいいの?
患者様からよく問われます。
もちろん、患者様お一人お一人症状に違いがありますのでお一人お一人に合わせたタイミングを提案することが多いです。
しかし、痛みが強い状態 いわゆる『急性期』の時は来院回数を細かくしていただくことを提案しております。
それはなぜなのか?をお伝えして行きます。
〜急性期とは〜
症状が急激に現れて、強く出ている時期
例えば、
- ぎっくり腰になった直後
- 足首を捻挫した直後
- ケガして腫れや熱感が強い時
- 何かの動作をすることが困難な時
特徴としては、
- 痛みが強い
- 炎症(熱感・腫れ・赤み)がある
- 動かすと悪化しやすい
臨床の中でも、痛みが出た当日〜5日前後に急性期症状を訴える方が多い印象があります。
急性期の時は上記のような特徴があることから、患部への強刺激は逆に痛みを強める可能性もあります。
急性期は、炎症や痛みが強く、身体が防御反応を起こしている状態です。
そのため当院では、強い刺激を加えるよりも、
- さする
- ゆっくり揺らす
- 鎮静を目的とした長めの指圧手技
- 鍼治療
- オイルケア
などを中心に行うことがあります。
これは、
- 過剰な筋緊張を落ち着かせる
- 痛みによる防御反応を和らげる
- 呼吸や自律神経を整える
- 血流や循環を穏やかに促す
- 身体が回復しやすい状態をつくる
- 炎症によって滞った発痛物質や循環の停滞を軽減する
ことを目的としているためです。
急性期は「無理に緩める」「強くほぐす」よりも、
身体が安心して力を抜ける状態をつくることが大切だと考えています。
それでは、冒頭に戻ります。
➖なぜ、急性期は来院頻度を増やした方が良いのか。
急性期は、単純に「組織が傷ついている状態」だけではなく、
脳が身体を守ろうとして、防御反応を強く出している状態でもあります。
そのため、
- 筋肉を過剰に固める
- 痛みを強く感じやすくなる
- 動きを制限する
- 特定の動きを避ける
- 代償動作が増える
といった反応が起こります。
この状態が長く続くと、
「痛みを避ける動き」や「力み」が身体に学習され、慢性化につながることがあります。
急性期に来院回数を増やす目的は、
- 炎症や痛みをコントロールする
- 防御反応を過剰に固定化させない
- 脳に“安全な動き”を再認識させる
- 正しい感覚入力を増やす
- 回復しやすい運動パターンを維持する
ためです。
特に急性期は、
「強く治す」というよりも、
“身体が安心して動ける状態を繰り返し作る”
ことが非常に重要だと考えています。
実際に急性期でいらっしゃる方の例をあげます。交通事故の後のムチウチ症状
1日目
痛くて動かせない
↓
1回目患部以外のマッサージ
患部はさする、流す、鍼で動きが少し改善
↓
3日目
3割程痛みが減少
↓
2回目患部周囲を軽くマッサージ
鍼による治療
↓
1週間後
5割に減少
↓
熱感、浮腫が減少
3回目少しずつ患部に刺激を入れていく
↓
7割減少
…
のような方もいらっしゃいます。
そのような時は治療時間も30分ほどのメニューを選択して2/wで来院していただくことを提案させていただいております。
痛みで辛い時だからこそ、少しでもコンスタントに治療をすることで繰り返し痛みを起こすことを抑制することができるのです。
急性期は、最初の対応や身体への入力によって、その後の回復経過が大きく変わります。
痛みを我慢しすぎず、早めに身体の状態を整えていくことも大切です。
痛みが強い時こそ、無理をするのではなく、
“身体を労りながら、回復しやすい状態をつくること”
が大切だと考えています。
無理を重ねる前に、ぜひ一度ご相談ください。
Gen鍼灸マッサージ めじろ台
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