Gen鍼灸マッサージめじろ台 変形性膝関節症は治る?原因・予防法と鍼灸マッサージでできること

query_builder 2026/06/04
ブログ
Gen鍼灸マッサージ めじろ台



「膝が痛くて歩くのがつらい」

「階段の昇り降りで膝が痛む」

「病院で変形性膝関節症と言われた」


という方は少なくありません。


変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減り、関節に炎症や変形が起こる病気です。加齢によるものが多いですが、肥満、膝への負担、けがなども原因になります。


主な症状


  • 膝の痛み(特に歩き始めや階段の昇り降り)
  • 膝のこわばり
  • 膝に水がたまる
  • 膝の曲げ伸ばしがしにくい
  • O脚の進行


初期(第1〜2期)


  • 痛みはある
  • 朝や立ち上がりでこわばる
  • 基本的には膝が伸び切ることが多い
  • 痛みのために少し曲げた姿勢になることはある


中期(第3期)


  • 関節包や後方組織が硬くなる
  • ハムストリングスの緊張が強くなる
  • 骨棘形成が進む
  • 膝の5〜10°程度の伸展制限が出始めることが多い


進行期(第4期)


  • 膝の明らかな屈曲拘縮
  • 「まっすぐ立てない」
  • O脚が強くなる
  • 10〜20°以上伸びないこともある


変形性膝関節症は日本では一般的に、


  • 男性:約3〜4割
  • 女性:約6〜7割


程度とされ、女性は男性の約1.5〜2倍発症しやすいと報告されています。


特に50歳以降、閉経後の女性で増加します。


女性に多い理由


  • 閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)低下
  • 男性より筋力が低下しやすい
  • 関節のゆるさ(靭帯の柔軟性)
  • 骨盤や下肢アライメントの違い
  • 平均寿命が長い

というところにあります。


変形性膝関節症は「遺伝」だけではなく、さまざまな要因が長年積み重なって起こる病気と考えられています。



主な原因


① 加齢


年齢とともに軟骨の修復能力が低下します。

軟骨の水分量や弾力が減り、すり減りやすくなります。


② 筋力低下


特に大腿四頭筋の筋力低下は大きな要因です。


膝は本来、


  • 靭帯
  • 筋肉


で支えていますが、筋力が落ちると関節に直接負担がかかりやすくなります。


③ 体重増加


歩行時には体重の約3~5倍の負荷が膝にかかるといわれます。


体重が5kg増えるだけでも膝への負担はかなり増加します。


④ アライメント異常


  • O脚
  • X脚
  • 扁平足
  • 股関節や足関節の機能低下


などで膝の一部分に負荷が集中します。


⑤ ケガやスポーツ歴


  • 半月板損傷
  • 前十字靭帯損傷
  • 骨折


などの既往があると発症リスクが高まります。


⑥ 遺伝的要因


家族に変形性膝関節症の方がいると発症しやすい傾向があります。


ただし、

「遺伝だから必ずなる」わけではありません。


⑦ 炎症


最近では、


「軟骨がすり減る病気」


だけでなく、


「慢性的な微小炎症が関節の変形を進める病気」


という考え方も強くなっています。


変形性膝関節症を完全に防ぐことは難しいですが、発症リスクを下げたり進行を遅らせたりすることは十分可能です。


放置するとどうなる?


変形性膝関節症は、初期の段階では「少し痛いけど我慢できる」「年齢のせいだから仕方ない」と放置されることも少なくありません。


しかし、痛みをかばう状態が続くと、


  • 歩く距離が減る
  • 階段の昇り降りがつらくなる
  • 筋力が低下する
  • 体重が増加する
  • 膝がさらに不安定になる


という悪循環に陥ることがあります。


また、症状が進行すると膝が伸び切らなくなり、歩幅が小さくなったり、びっこを引くような歩き方になったりすることもあります。


その結果、


  • 旅行に行くのがおっくうになる
  • 買い物が大変になる
  • 趣味や運動を諦めてしまう
  • 外出の機会が減る


など、生活の質(QOL)が低下してしまうことがあります。


もちろん、すべての方が同じように進行するわけではありません。


だからこそ、痛みが軽いうちから適切なケアや運動習慣を身につけることが大切です。



変形性膝関節症の予防法


① 太ももの筋力を維持する


最も重要なのは大腿四頭筋です。


  • 椅子からの立ち座り
  • スクワット(痛みのない範囲)
  • ウォーキング
  • 水中歩行やスイミングなど、水の浮力を利用した運動


などを継続することで膝への負担を減らせます。


② 適正体重を維持する


体重が増えると膝への負担が大きくなります。


患者さんには、


「1kg体重が増えると、歩くたびに膝にはその数倍の負担がかかります」


と説明すると伝わりやすいです。


③ 股関節・足首も動かす


膝だけでなく、


  • 股関節
  • 足関節
  • 足部


の動きが悪いと膝が代償して負担が集中します。


④ 長期間の運動不足を避ける


痛いからと全く動かないと、


  • 筋力低下
  • 関節拘縮


が進みやすくなります。


痛みのない範囲で継続的に動くことが大切です。


⑤ ケガを放置しない


  • 半月板損傷
  • 靭帯損傷
  • 繰り返す捻挫


は将来的な変形のリスクになります。


⑥ 正しい歩行や姿勢を意識する


特に


  • O脚傾向
  • 片足荷重
  • 中殿筋の筋力低下


があると内側に負担が集中しやすくなります。


鍼灸マッサージ治療への期待


変形性膝関節症に対する鍼灸マッサージの治療は、痛みの軽減に繋がり、結果的に進行予防に役立つ可能性があります。


鍼・マッサージで期待できること


① 痛みの軽減


  • 筋緊張の緩和
  • 血流改善
  • 疼痛抑制機構の活性化


により、膝周囲の痛みが軽減することがあります。


② 関節可動域の改善


  • ハムストリングス
  • 腓腹筋
  • 大腿筋膜張筋
  • 内転筋群


などの過緊張を緩めることで、膝の伸展制限や動かしにくさが改善することがあります。


③ 歩きやすくなる


痛みが減ることで活動量が増え、


  • 筋力維持
  • 体重管理
  • 歩行機能維持


につながります。





なぜ進行予防につながる可能性があるのか


変形性膝関節症は、


  • 痛い

    

  • 動かない

    

  • 筋力低下

    

  • さらに膝に負担

    

  • 症状悪化


という悪循環に陥りやすいです。


鍼やマッサージで痛みを減らし、


「歩ける」「運動できる」


状態を作ることで、この悪循環を断ち切るサポートができます。


変形性膝関節症は、一度変形してしまった関節を元の状態に戻すことは難しい疾患です。


しかし、「年齢のせいだから仕方ない」「もう良くならない」と諦める必要はありません。


適切な運動、体重管理、そして鍼灸マッサージ治療を組み合わせることで、痛みを軽減し、今よりも快適に歩ける状態を目指すことは十分可能です。


実際に当院へ来院されている患者様の中にも、


・階段の昇り降りが楽になった

・長時間歩けるようになった

・旅行や買い物を楽しめるようになった

・運動を再開できた


という方が多くいらっしゃいます。


当院では鍼灸マッサージ治療だけでなく、ご自宅でできる運動指導や歩行指導も併せて行っております。


私自身、これまでスポーツ現場で多くの選手や一般の方の膝の痛みに向き合ってきました。


私たちは「変形した膝を治す」のではなく、「膝の痛みに悩まされず、自分らしい生活を送れる身体づくり」を大切にしています。


膝の痛みでお悩みの方は、一人で抱え込まずお気軽にご相談ください。


あなたに合った施術とセルフケアをご提案し、「今より少しでも快適に歩ける身体」を一緒に目指していきましょう。


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